子供部屋の色 2
子供部屋の色について書くと言いながら、日が経ってしまいました。
これから書くことは、色彩学や色彩心理で言われていることですが、あくまで一節と思って読んで下さいね。もし、興味があって詳しく知りたいかたはご相談ください。
基本的には、個人の部屋は、個人の好みに応じて個性を演出できる色彩がいいです。
しかし、
今回は勉強部屋としての子供部屋について書きますね。
勉強部屋として使用し、勉強に集中したいなら寒色系を活用しましょう。
赤やピンクなどの暖色系は気持ちが高揚し活動的にさせるので、集中力を必要とする作業のためのスペースにはあまり向いていません。
反対に、青は沈静色で落ち着き感を与え集中力を高めます。しかもリラックスさせる。なので、勉強部屋は寒色系がよいと言えます。
だからといって、部屋中の色が青で統一されるのは好ましいとは言えません。
ひとつの例として、
壁紙はアイボリーやベージュ系。
勉強机は木製(色はブラウン系)。
机の下には青色のラグ。
勉強机の目の前が壁ならば、壁を飾るものは寒色系。
勉強机の目の前が窓ならば、カーテンは寒色系。
こんな感じであれば、集中できる学習スペースを作ることができます。
この勉強をしたときに、娘が中学生の時に言った言葉を思い出しました。
「お母さん、私の部屋のカーテン、ピンクはもうイヤ。机の下のラグのピンクもイヤ。青色に変えたい」って言ったんです。
まさに!そのとおり!だったんですね。
娘は感覚的に、ピンクが目に入る環境では勉強に集中できないとわかったのかもしれません。
当時は、娘が青色が好きで、だから青色のカーテンにしたいだけだと思い、めんどくさがり屋の私は彼女のお願いを無視してしまいました。
幼児期はピンクで良かったんです。
でも、勉強に集中するには寒色系だったんです。
娘が言ったことと、カラーの勉強で知ったことが一致したことで、色のことが面白くなった事柄でした。
次回は、もっと具体例を入れて居心地の良い部屋を作るための色使いについて書きますね。