沈丁花

あちこちの庭先から沈丁花の香りがします。

この匂いに春を感じ、私は生家を思い出します。

私が生まれ育った家の玄関脇には、こんもりとした沈丁花の木がありました。

家を建て替える際、その沈丁花は切られてしまい、跡形もなくなり、

また、その数年後には区画整理のため実家は住所を移したので、生家の場所もなくなりました。

でも、かなり大人となったいまでも、この季節になると沈丁花の匂いとともに生家の玄関と沈丁花の映像が浮かびます。

私の想い出の花なのかもしれません。

Filed under: きょうこ専務 — kyoko
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