名前

昨日、今日と非常に寒い朝でした。

タイマーで毎朝エアコンの暖房が入るようになっているのですが、今朝はエアコンが動き出す前の早起きでした。

いや~、寒かった。

さて、先日認知症に関係する記事を読みました。

記事を書かれた方Aさんのお父さんは認知機能の低下、認知症と言われているものの自分のことはなんとなくできて一人暮らし。

Aさんのお母さんは亡くなってるそうです。

もちろん、Aさん、ヘルパーさん達の支援はあります。

その記事の中で興味深いものがありました。

お父さんは奥さんが亡くなっていることがわかっているようなわかっていないようなんです。

Aさんが「お母さんは死んだよ」と言ってもわからず、お母さんの名前○○さんで「○○さんは死んだよ」と言ってもわからないそうです。

「お母さん」は、Aさんのお父さんのお母さんと思ってしまうようです。

 

そこまで読んで、3年半前に亡くなった私の母のことを思い出しました。

脳梗塞になり、徐々に認知機能が低下していった母でしたが、

私の名前はちゃんと覚えていて、「きょうこ」と呼んでもくれてました。

その母がある施設に一時入所した際に面会に行った時、施設の方が母に「お姉さんが来ましたよ」と言ったのですが、母はキョトンとした顔をしていました。

私がすぐに「きょうこが来たよ」と言ったら、「ああ」と納得顔になりました。

母には大好きなお姉さんがいて(もう亡くなってます)、お姉さんと言われるとそのお姉さんと思ってしまうことに気づいたのです。

母にとって、「お母さん」は自分のお母さん。「お姉さん」は自分のお姉さん。と認識してしまうようでした。

自分の名前は友達が下の名前で呼んでくれていたので、認識できていました。

私の名前もいつも「きょうこ」と呼んでいたので忘れなかったようです。

施設の方には、娘さんとか長女さんとかお姉さんではなくて、きょうこさんと呼んでくれるようお願いしました。

 

Aさんのお父さんは自分の奥さんのことを、お母さん呼びしていたのでしょうね。そして、名前で呼んでいなかった。

記事を読んで、母のことを思い出して、そんな風に思いました。

 

 

Filed under: きょうこ専務 — kyoko
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